概要
1 組織
学長には浪江町町長を置く。
なみえ復興大学運営委員会を置き、各学部の担当大学・学生代表と協賛企業が運営にあたる。
協賛企業にも参加動機を条件付け、決定後は協賛内容等を提出してもらい、
民・学の新しい協働のカタチを提案していく。
本学で開催される会議は、すべて公開とする。
2 学部
第1次浪江町復興計画委員会に設置された6部会を参考としながら、
学部の設置は柔軟に対応し、必要であれば随時設置する。
3 付帯事業
浪江町の復興に関する情報発信を一元化して、
より一層の周知・啓蒙を図るため、以下の賞、機関を設置する。
・復興芸術大賞
文学賞(小説、ノンフィクション、詩等)、音楽賞(作曲、演奏等)、
美術賞(絵画、立体等)映像賞(映画、写真等)など。
・復興研究大賞
復興に関するあらゆる研究・企画を対象として、受賞したものは、実際の復興計画に採用する。
これは、各種復興企画採用時の透明性を図るものである。
・浪江町文化復興ライブラリー
原発事故によって散逸・破損・損失した文化物の一元管理をめざす。
各地域で継承されていた100以上の伝統芸能の映像や写真、神楽・衣装・鳴り物等、
浪江町関連の古文書・文献・書籍等の現況調査・修復・保管の支援を行う。
また、これらの文化的財産は、デジタル化や主題マップなどを作成して、
利用者にわかりやすく、興味の持てる企画を提案していく。
4 運営資金
Web大学時の当面の運営資金は、行政各支援事業・企業の協賛を申請し、参加学生は無料とする。
本学の各学部履修体系が確立したリアル大学では、参加者から授業料にあたる一定額を徴収して運営資金に充当する。
また、各学部で資格制度を導入し、資格取得料等も充てる。